琵琶湖博物館が5水槽のアクリルを更新へ。展示を続けながら進める予防保全
滋賀県立琵琶湖博物館は2026年9月5日から5水槽を順次閉鎖し、アクリル板を交換します。2023年の破損を教訓に、安全と生きものの展示を両立する現場を追います。
執筆 ペレログ編集部

目次
滋賀県立琵琶湖博物館は、2026年9月5日から水族展示室の5水槽を順次閉鎖し、アクリル板を交換します。工事は2027年3月までの予定です。
水槽が見られなくなるニュースですが、中心にあるのは故障への対応ではなく、事故を起こさないための予防保全です。生きものを移し、展示をできるだけつなぎながら、安全な設備へ更新する仕事が始まります。
対象は琵琶湖の魚からアフリカの湖まで
| 対象水槽 | 期間中の展示 |
|---|---|
| ナマズ | 別の水槽で展示予定 |
| イワトコナマズ | 別の水槽で展示予定 |
| ビワヒガイ | 別の水槽で展示予定 |
| アブラヒガイ | 別の水槽で展示予定 |
| マラウイ湖 | 魚の代替展示なし |
対象となる生きものの多くは、館内の別水槽へ移して展示されます。ただし、マラウイ湖水槽の魚は工事期間中は見られなくなってしまいます。移動先や展示状況は変わる可能性があるため、みたい生きものがいる場合は公式情報を確認するようにしましょう。
外部リンク
水族展示室のアクリル水槽改修について
滋賀県立琵琶湖博物館の公式案内
www.biwahaku.jp / 外部サイトへ移動します
2023年の破損から、点検の基準を見直す
琵琶湖博物館では2023年、ビワコオオナマズを展示していた大型水槽のアクリル板が破損しました。その後、第三者を交えた調査と安全性の検討を進め、館内の水槽も点検しています。
今回交換する5水槽は、開館当初から使われてきたアクリル板です。点検の結果、更新が必要と判断されました。見た目に大きな異常がなくても、使用年数や接合部、材料の状態を調べ、計画的に交換することが再発防止につながります。
新しい大型水槽は、先に展示へ戻った
破損したビワコオオナマズ水槽と、同じ構造だったコアユ水槽は再整備され、2026年4月11日に展示を再開しました。調査結果を設計や施工に反映し、安全性を確認したうえで再開されています。
外部リンク
新しい大型水槽がオープンしました
ビワコオオナマズ・コアユ水槽の再開案内
www.biwahaku.jp / 外部サイトへ移動します
新しい水槽を公開しながら、別の水槽を順番に休ませる。全館を一度に閉じるのではなく、観覧機会を残しつつ設備を更新する進め方です。舞台裏では、生体の移動、水質の維持、工事区域の管理が同時に動きます。
工事中だから見える、ミュージアムの責任
水族展示は、生きものと大量の水を安全に隔てる設備があって初めて成り立ちます。透明なアクリル板は来館者には背景のように見えますが、飼育環境と観覧空間を支える重要な設備です。
改修期間に訪れるなら、代替水槽で生きものの位置や泳ぎ方がどう変わるかにも目を向けられます。完成した展示だけでなく、守りながら直す過程もミュージアムの仕事なのです。
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2027年3月までの間は、見られる水槽が時期によって変わります。最新の休止範囲、開館日、料金を公式サイトで確かめてから訪れてください。
この記事を書いた人
ペレログ編集部
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