ぐるっとパスの使い方|対象施設・有効期間と東京のミュージアムの回り方
ぐるっとパス2026の使い方を、購入方法・有効期間・入場と割引の違いから解説。上野の3施設で通常券と料金を比較し、子ども料金や交通セット券も含めて選び方を案内します。
執筆 ペレログ編集部

目次
「東京・ミュージアム ぐるっとパス2026」は、東京を中心とする107施設の入場券や割引券をまとめた2,500円のパスです。美術館や博物館に加え、動物園、植物園・庭園なども対象に含まれます。行ってみたい施設をいくつか選び、自分の予定に合わせて使うのが基本です。
購入前に知っておきたいのは、対象施設すべてに追加料金なしで入れるわけではないこと。施設と展示によって「入場」と「割引」が分かれます。この記事では、買い方から有効期間、入口での使い方までを整理し、上野の3施設を例に通常券との料金を比べます。
対象施設の「入場」と「割引」を最初に確認
公式の対象施設表では、施設名だけでなく、使える展示の種類を見ます。「入場」は対象展示の入場料がパスに含まれる扱い。「割引」は、窓口でパスを提示し、割引後の料金を別に支払う扱いです。常設展に使えても特別展には使えない施設や、指定の企画展が対象となる施設があります。
利用できるのは、各施設が指定する展示に1回ずつです。同じ施設へ繰り返し通う予定なら、その施設の年間パスポートなどと比べたほうが選びやすくなります。展覧会の名前、会期、パスの対象欄を一組にして見ると、「行きたかった展示は対象外だった」という行き違いを防げます。
外部リンク
ぐるっとパス2026の対象施設
地域別の施設一覧と、対象となる展示を確認できます
www.rekibun.or.jp / 外部サイトへ移動します
販売期限と有効期間は別|2026版の購入前に見る日付
ぐるっとパス2026の販売は2026年4月1日から。カードなどの販売期間は2027年1月31日までですが、オンラインの電子チケットは2027年3月31日まで購入できます。販売窓口によって終了日が異なるため、年明けに買う場合は利用する販売方法を確かめてください。
有効期間は、購入日ではなく最初に施設で使った日から2か月間です。ただし、2026版の最終有効期限は2027年3月31日。遅く使い始めても、この日を越えて利用期間が延びることはありません。たとえば3月に利用を始める場合は、使える日数が2か月より短くなります。
買う日だけでなく、最初に出かける日と、その後に訪ねたい展示の会期を考えておきましょう。利用開始を急いだ結果、次に行く予定の展覧会が有効期間の外になることもあります。目当ての会期が重なる時期を選ぶと、一日に何館も詰め込まずに使えます。

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ぐるっとパス2026の価格・販売期間・有効期限
電子チケットとカードの販売終了日、利用できる最終日を掲載
東京・ミュージアム ぐるっとパス2026 / 外部サイトへ移動します
電子チケットとカードの使い方
電子チケットはスマートフォンやパソコンで購入し、メールで届くQRコードを使います。施設のチケット売場や展示入口でコードを提示すると、担当者が読み取ります。スマートフォンで使う場合は初回利用時に有効期限が設定され、購入後のマイページで訪問履歴も確認できます。
スマートフォンを使わない場合は、対象施設などで購入する「ぐるっとパスカード」を選べます。使い始める前に氏名を書き、最初の施設で有効期限の押印を受けてください。コンビニなどで引換券を買った場合は、対象施設でカードに交換する手続きが必要です。
パソコンで買った電子チケットのQRコードを印刷して使う方法もあります。この場合も利用前に記名し、初回の施設で有効期間の押印を受けます。家族や友人と一つのパスを回して使うことはできません。利用者ごとに必要かどうかを判断しましょう。
窓口では「ぐるっとパスを使いたい」と伝え、見たい展示を確認してから手続きをします。割引対象なら、その場で割引後の入場料を支払います。パスを持っていることと、展覧会の日時予約や体験プログラムの申し込みは別なので、予約を求められる催しは主催者の案内に従ってください。
外部リンク
ぐるっとパスの公式利用ガイド
QRコードの提示、初回の手続き、利用回数と訪問履歴
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外部リンク
ぐるっとパスの購入方法
オンライン購入、カードの販売窓口、引換券の取り扱い
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上野の3施設で、通常券とパス利用を比べる
上野動物園、東京国立博物館、国立科学博物館は、いずれも2026版の対象施設です。ただし、上野動物園は「入場」、東京国立博物館と国立科学博物館は指定展示の「割引」。同じ上野公園周辺の施設でも、受けられる特典はそろっていません。
以下は、年齢などによる無料・割引の適用がない大人1人が、通常の開館日に各施設を1回利用する例です。特別展、交通費、飲食代は含めません。
上野動物園は通常の一般入園料が600円で、ぐるっとパスなら追加の入園料は0円。東京国立博物館は東博コレクション展(平常展)の一般料金1,000円から100円引きとなり、900円を別に支払います。国立科学博物館は常設展示の一般料金630円から100円引きで、別途530円です。
通常券だけなら、600円+1,000円+630円=2,230円。パスをこの3施設だけに使う場合は、購入費2,500円+900円+530円=3,930円となり、通常券より1,700円多くかかります。3施設で受ける入場・割引の合計は800円なので、この訪問予定だけでは購入費を回収できません。
「何館で元が取れるか」は、施設数より特典の金額で決まります。行きたい施設ごとに、通常なら支払う料金と、パス利用時に追加で払う料金との差を足してみてください。その合計が2,500円を超える予定なら、パスを使うほうが入場料を抑えられます。無料観覧日に行く施設は、通常も0円として計算します。
外部リンク
2026版の入場・割引対象一覧
施設ごとの対象展示と割引額を色分けした公式資料
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料金を比べたあとに選びたい、上野の見どころ
東京国立博物館では、本館の日本美術を中心に見る案があります。絵画、仏像、茶の道具など、気になる分野を決めて展示室へ進むと、時代や用途による違いを追いやすくなります。ぐるっとパスの割引は東博コレクション展が対象なので、特別展が目的の場合は、そのチケットを別に検討してください。
この記事の3施設は「行きたい」に保存できます。訪れたらアプリでスタンプが押せます。
上野動物園は、東園のゴリラやトラ、ゾウのエリアと、西園のキリンやカバ、小獣館などから、見たい動物を絞ると歩く順序を考えやすくなります。動いた瞬間だけでなく、休む場所や姿勢を観察する時間も取ってみてください。次の施設へ急ぐより、一つの展示前で待つことで見えてくるものもあります。
国立科学博物館の日本館は、日本列島の自然と私たちがテーマ。地球館では、地球の生命の歴史と人類との関わりをたどれます。二つの館をすべて回るより、日本の自然を知りたいのか、地球規模の変化に関心があるのかを入口にすると、見たい範囲を決められます。展示室の閉鎖や改修のお知らせも、来館前に確かめましょう。
子ども連れ・交通セット券は、家族それぞれの条件で比較
ぐるっとパスの価格は大人料金のみで、子ども用の安いパスはありません。国立科学博物館の常設展は高校生以下が無料、上野動物園は小学6年生まで無料など、施設側の年齢別料金があります。大人の入場料を基準に家族の人数分を買わず、学生・シニアを含め、一人ずつ通常料金を調べましょう。
2,500円のぐるっとパス単体に電車やバスの運賃は含まれません。移動にも使いたい場合は、別商品の「都営deぐるっとパス」などがあります。2026版はぐるっとパスと都営まるごときっぷ2枚のセットで3,130円。乗車券はそれぞれ1日用で、ミュージアムの利用期間と同じ2か月乗り放題になるわけではありません。
交通セットを選ぶときは、使う路線が対象か、その日にどのくらい乗るかも合わせて計算します。施設間を歩いて過ごす日と、電車やバスで離れた地域へ行く日では、合うきっぷが変わります。
外部リンク
東京都交通局「都営deぐるっとパス」
セット内容、乗車できる路線、乗車券の期限と販売窓口
www.kotsu.metro.tokyo.jp / 外部サイトへ移動します
2か月に分けて、見たい展示を中心に予定を組む
最初は訪ねたい施設を2~3か所書き出し、対象展示と料金、休館日を調べます。そのうえで、別の週末にも行きたい場所があるなら、有効期間に入るかを確認しましょう。上野で博物館を見る日と、別の地域の美術館や庭園へ出かける日を分けると、移動と観覧の時間を取りやすくなります。
1日に組み合わせる場合も、中心にする1施設を決め、次の施設の最終入場時刻と休憩時間を見込んでおきます。入場回数を増やすことだけを目標にせず、気になる作品や生きものをゆっくり見られる予定を選びましょう。行き先が決まってから料金を比べると、パスを買うか、通常券で出かけるかを無理なく決められます。
この記事を書いた人
ペレログ編集部
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