東京の展覧会2026秋|9・10・11月に選ぶ注目4展とチケット
2026年秋に東京で開かれる百花繚乱、ルーヴル美術館展、歌川広重、オルセー美術館展の4展を紹介。9・10・11月の選び方、会期と見どころ、一般料金、展示替えや日時指定の条件をまとめました。
執筆 ペレログ編集部

目次
2026年秋、東京で美術の展覧会を選ぶなら、まず行く月と見たい作品を合わせて考えてみましょう。江戸の絵画・版画なら上野の「百花繚乱」や広重展、ルネサンスの肖像なら六本木のルーヴル美術館展、19世紀の暮らしを描いた作品なら11月開幕のオルセー美術館展が候補です。
東京都美術館、国立新美術館、東京国立博物館で開催される4展を、9・10・11月の予定づくりに向けて紹介します。広重展は3期で全点が入れ替わり、ルーヴル美術館展は12月の最終週だけ入場方法が変わります。作品の見どころに加え、料金と休室日、予約に関わる条件まで確認して、行きたい一展を選びましょう。
2026年秋の東京で見られる4展|会期と会場
江戸絵画が海外で集められた背景まで知りたいなら、東京都美術館の「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」。会期は7月25日~10月18日です。
人物の表情や、絵画・彫刻など表現の違いを見たいなら、国立新美術館の「ルーヴル美術館展 ルネサンス」。9月9日~12月13日の開催です。
風景の切り取り方を比べたいなら、東京国立博物館の「歌川広重 江戸のベストアングル」。9月29日~12月20日を3期に分け、異なるシリーズを紹介します。
19世紀の人びとの暮らしに関心があるなら、東京都美術館の「オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」。11月14日に開幕し、2027年3月28日まで続きます。
9月・10月・11月の展覧会スケジュール
9月は「百花繚乱」と、9月9日開幕のルーヴル美術館展が候補で、29日から広重展が加わります。10月は18日で「百花繚乱」が終了し、広重展は25日までの第1期から、27日開始の第2期へ展示が替わります。気になる作品がある場合は、展覧会の終了日だけでなく作品ごとの展示期間を見てください。
11月はルーヴル美術館展と広重展が続き、14日からオルセー美術館展が始まります。広重展は23日までが第2期、25日から第3期です。東京都美術館の「百花繚乱」とオルセー美術館展は同時には開かれません。この4展のうち何を組み合わせるかを、月別の予定と休室日から決めると移動も計画しやすくなります。
百花繚乱|東京都美術館、10月18日までの江戸絵画展
大英博物館の日本美術コレクションから、屏風、掛軸、絵巻、浮世絵版画などを紹介する展覧会です。歌麿、北斎、暁斎らの肉筆画にも目を向けると、版画で知っていた絵師の別の仕事に触れられます。紙に刷られた線と、筆で直接描かれた線では、近づいて見たいところも変わるでしょう。
見どころの一つは、かつて一続きだった襖絵の再会です。現在は大英博物館、青森県中泊町の宮越家、シアトル美術館に分かれている花鳥図が、およそ150年ぶりにそろいます。一枚の絵だけでなく、隣り合う絵とのつながりにも視線を移してみてください。部屋を囲んでいた絵の広がりを考える手掛かりになります。
作品が英国へ渡り、収集されてきた経緯もこの展覧会のテーマです。「なぜこの作品がここにあるのか」という問いを持つと、絵の解説に加えて、収集家や研究者の紹介にも読む理由ができます。作品の美しさと、それを残し伝えてきた人の仕事を、一つの展示の中でたどれます。
会場は東京都美術館の企画展示室。一般当日券は2,300円、開室は9時30分~17時30分で、金曜は20時までです。入室は閉室30分前まで。原則月曜休室ですが、9月21日と10月12日は開室し、10月13日は休室します。
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外部リンク
東京都美術館|百花繚乱の展示・会期・観覧料
www.tobikan.jp / 外部サイトへ移動します
ルーヴル美術館展|国立新美術館、9月9日~12月13日
レオナルド・ダ・ヴィンチの《女性の肖像》、通称《美しきフェロニエール》が日本で初めて公開されます。肖像画を目当てに訪れる人にも注目してほしいのが、絵画だけに限らない出品構成です。彫刻、版画、素描、工芸など50点余りを、旅、技法の革新、古代への関心、肖像という四つの切り口から紹介します。
たとえばデューラーの《サイ》は、木版画として展示されます。人物を描いた油彩と動物を表した版画を、描かれた対象だけでなく、線や面をどう作っているかという視点で見比べてみましょう。作品の素材や技法を示す解説が、鑑賞の手掛かりになります。
国立新美術館での会期は9月9日~12月13日。一般当日券は2,400円です。ただし、通常の前売券・当日券で入場できるのは12月6日まで。12月7日~13日の最終週は日時指定制となるため、通常券を買っておけばいつでも入れると考えず、最終週の日時指定券について公式サイトの案内を確認してから購入してください。
開館は10時~18時、金曜・土曜は20時までで、入場は閉館30分前まで。火曜休館を基本としつつ、9月22日、11月3日、12月8日は開館、11月4日は休館です。上野の三つの展覧会とは会場が離れているため、同日に組み合わせる場合は六本木への移動も見込んでおきます。
外部リンク
国立新美術館|ルーヴル美術館展 ルネサンス
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歌川広重展|東京国立博物館、3期の展示替えに注目
東京国立博物館の特別展、内山晋コレクション受贈記念「歌川広重 江戸のベストアングル」は、本館A室で開かれます。内山晋が集めた浮世絵1,025点の寄贈を記念する展覧会で、代表的な風景版画のシリーズを3期に分けて紹介します。
9月29日~10月25日は「東海道五拾三次」、10月27日~11月23日は「木曽海道六拾九次」、11月25日~12月20日は「名所江戸百景」が中心です。各期で全点が入れ替わるため、一度の来館で三つのシリーズをすべて見られるわけではありません。作品名を目当てに予定を立てる場合は、展示期間まで確かめましょう。
第1期の「日本橋 朝之景」から、広重が風景のどこを手前に置き、どこへ視線を導いているかを考えてみるのも一案です。同じシリーズの別の図に進んだら、人や橋、道の配置を比べてみてください。地名を知っているかどうかにかかわらず、画面の作り方に注目して鑑賞できます。
一般当日券は1,500円で、観覧当日は平常展も見られます。事前予約は不要ですが、混雑時には入場待ちがあります。通常9時30分~17時、金・土曜は20時までで、入館は閉館30分前まで。月曜と10月13日、11月24日、12月15日は休館し、10月12日、11月2日、11月23日は開館します。夜間開館を追加する日もあるため、見たい展示期と公式カレンダーを合わせて日を選びます。
外部リンク
東京国立博物館|歌川広重 江戸のベストアングル
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オルセー美術館展|東京都美術館、11月14日に開幕
東京都美術館では11月14日から、「オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」が始まります。ミレー、ルノワール、モネ、ゴッホらの作品を含む、絵画、彫刻、工芸、写真など約110点を通して、19世紀の生活を紹介する展覧会です。画家の名前だけで選ぶより、何が描かれ、どのような道具や物が使われていたのかにも注目したい構成です。
絵の中の暮らしと、同じ時代の写真や工芸品を行き来すると、表現の違いを考えられます。風景や人物がどのように表されているかを見るとともに、展示解説にある用途や制作背景にも目を向けてみてください。有名な代表作が必ず出品されると想定せず、気になる作品がある場合は公式の出品案内を確認してから出掛けましょう。
会期は2027年3月28日まで、一般当日券は2,400円です。開室は9時30分~17時30分、金曜は20時までで、入室は閉室30分前まで。月曜休室を基本とし、11月23日は開室、翌24日は休室します。12月22日~2027年1月3日はまとまった休室期間のため、年末年始の候補にする場合は日程に注意が必要です。
外部リンク
東京都美術館|オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び
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チケット・予約は展覧会ごとに確認する
同じ東京都美術館でも、「百花繚乱」とオルセー美術館展は別の会期・別の展覧会です。東京国立博物館の広重展とも券は共通ではありません。展覧会名、会場、行く日を一組にしてから購入すると、似た館名や複数の券種を取り違えにくくなります。本文の料金は一般当日券で、大学生などの区分、無料対象、前売券の条件は各公式ページから確認できます。
所蔵品をじっくり見る一日や、美術館そのものから行き先を選ぶ方法もあります。東京の美術館選び、常設展・所蔵品展、初めての鑑賞準備については、次の記事を参考にしてください。
この記事を書いた人
ペレログ編集部
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